建設業の人手不足を乗り切る、”外国人材採用・管理”の決定版!
高齢化が進み、若年層の入職が伸び悩む建設業界において、外国人技能者はすでに現場を支える重要な担い手です。しかし、法改正の波は速く、「技能実習」「特定技能」、そして近年施行予定の「育成就労」といった複雑に絡み合う3つの制度への対応に、頭を悩ませていませんか?
この一冊は、令和6年入管法改正の最新情報と、建設業特有の課題を徹底解説。外国人材の受け入れ、管理、そして定着に必要な知識を網羅した、実務担当者のための「必携書」です。
※本書は、2019年に初版として発行いたしました『外国人建設労働者の現場受入れのポイント』をベースに、内容を一新し、書名を変更して、待望の改訂第2版としてお届けするものです。
建設労務安全研究会 編

【発行日】2025.011.07 【発行】㈱労働新聞社 ℡03-3956-3151
【ページ数】200P 【定価】1,540円(税込)
- 目 次 -
I 出入国管理及び難民認定法(入管法)
1 「出入国管理及び難民認定法」について
① 法の目的
② 日本の出入国在留管理制度の概略
(1) 公正な出入国在留管理 /(2) 外国人の退去強制
(3) 難民の認定
2 外国人の入国審査
① 入国審査の流れ
② 用語の説明
③ 上陸許可証印
④ 在留資格と(査証) ピザの違い
3 在留資格と期間
① 在留資格の種類と在留期間
② 建設業に関わる在留資格
③ 資格外活動許可について
(1) 許可の種類 /(2) 資格外活動許可書の交付
④ 在留資格 「特定活動」 について
(1) 入管法に規定されている特定活動(法定特定活動)
(2) 告示特定活動 /(3) 告示外特定活動
4 在留カード
① 在留カード
② 在留資格の変更
③ 在留期間の更新
④ 在留資格の取得
⑤ 旅券等の携帯および提示
⑥ 特定在留カード(在留カードとマイナンバーカードの一体化)
(1) 一体化の目的 /(2) 特定在留カード等とは
(3) 特定在留カード取得のメリット
(4) 特定在留カード等の券面記載事項
(5) 特定在留カード等の交付申請受付
5 令和6(2024)年入管法の改正の概要
① 入管法の主な改正点
② 育成法(技能実習法の抜本改正)
③ 関係機関の在り方(監理支援機関、外国人育成就労機構)
II 外国人技能実習制度から育成就労制度へ
1 外国人技能実習制度の沿革等
① 制度の発足と現行制度までの沿革
(1) 技能実習制度創設まで
(2) 創設後の法改正等に伴う変化
(3) 建設業における最近の制度改正等の動向
② 新たな制度 「育成就労制度」
(1) 育成就労制度の概要
2 技能実習制度における入国・在留にかかる主な手続き
① 在留資格認定証明書の交付申請
② 査証(ビザ) の取得と上陸許可
③ 在留資格変更許可
④ 在留期間更新許可
3 技能実習制度の区分
① 技能実習2号への移行
② 技能実習3号への移行
4 技能実習制度の受入れ機関別のタイプ・
5 技能実習生の人数枠
① 団体監理型の人数枠
② 企業単独型の人数枠
6 養成講習の受講
7 技能実習生の入国から帰国までの流れ
8 技能実習生の処遇
① 講習期間中の処遇
② 実習期間中の処遇
③ 賃金の支払い
④ 税金関係
⑤ 保険関係
⑥ 技能実習生の保護に関する措置
9 外国人技能実習生をめぐるトラブル
III 特定技能
1 在留資格「特定技能」とは
(1) 特定技能制度の概要
(2) 特定技能と技能実習の違い
(3) 特定技能への移行要件
(4) 外国人が 「特 定技能」 を取得する要件
(5) 「特定技能」の種類
(6) 特定技能1号での受入れ分野(16分野)
(7) 制度 の意義
2 一般社団法人建設技能人材機構(JAC)
① 外国人受入れに係る行動規範
② JACの事業活動
(1) 適正就労管理
(2) 教育訓練
(3) 技能評価試験
(4) 無料職業・人材紹介事業
3 建設分野の特定技能外国人制度
(1) 概要 /(2) 業務区分の再編
4 特定技能外国人になるには
(1) 特定技能外国人になるには
(2) 特定技能2号になるには
(3) 育成就労制度移行後について 90
5 受入企業が行う手続き
(1) 受入れまでのフロー
(2) 建設業法第3条許可の取得 【STEP 1】
(3) JACの会員になる手順
(4) 建設キャリアアップシステムへの登録 【STEP 3】
(5) 国内人材確保の取組み
(6) 特定技能雇用契約
(7) 建設特定技能受入れ計画の認定申請 【STEP 6】
(8) 1号特定技能外国人支援計画の作成 【STEP 7】
(9) 在留資格変更許可申請等 【STEP 8】
(10) 受入れ報告書の提出 【STEP 9】
(11) 受入れ後講習または研修の受講 【STEP10】
6 技能実習生から特定技能1号への切替え 「メリット」
7 1号特定技能外国人への10の義務的支援
IV 現場における受入れ
1 建設現場での受入れ
2 外国人建設技能者の建設キャリアアップシステム登録
(1) 建設キャリアアップシステム(CCUS)とは
(2) 外国人労働者を受け入れる事業者における登録義務の背景
(3) 期待できる効果
3 再下請負通知書等への記載
4 建設現場入場にあたって
① 外国人技能実習生の場合
② 特定技能外国人の場合
5 現場での実務研修(技能実習生)
6 現場での工夫(好事例)
① 安全衛生面の管理
② 母国の風習等への理解と対応
③ 気軽に相談できる職場環境の整備
V 不法就労の防止
1 不法就労とは
(1) 定義 /(2) 不法就労者に対する罰則
2 不法残留者数の推移、 国籍別不法残留者数
3 在留資格別不法残留者数
4 不法就労者は受け入れない
~外国人の就労可否に関するチェックリスト
5 不法就労者を雇用した場合の罰則
(1) 不法就労活動を助長する者に対する罰則
(2) 不法就 労外国人とは知らずに雇用した場合
(3) 両罰規定
(4) 行政処分
(5) 他法令に関する処分
6 ハローワークへの届出
7 建設業法上の罰則
8 労災保険上の取扱い~不法就労者に対する労災補償
(1) 労災保険上の取扱い /(2) 損害賠償等の請求
9 元請業者が罰せられるケース
VI 参考資料
1 外国人労働者数の内訳
2 在留外国人の在留資格 国籍別内訳
3 各関係リーフレット・参考集
4 育成就労制度の概要
